街で噂の最強兵器、ScanSnap S1500と断裁機は PK-513Lを買ってみました。
色んな所で、スキャナーしたPDFとiPadとiPhoneの組み合わせが本地獄(本に囲まれて身動きがとれない)から抜け出す唯一の希望だと語られているので、色々と悩んだあげく「もうワールドカップとかHD環境で見れなくていいわ、めんどくさい」と考えて、予定を変更して本のデジタル化に方針転換。
写真のように小さなスキャーナーとザンスカール帝国の象徴みたいな裁断機が机の上に、でけえ邪魔くさいと思いながら本をギロチン、ギロチン、「ばかにして、坊主のやること!」「ウッソは良い子なんだろう?みんなを幸せにするんだろう?」などと悦に入りながら、ずっと捨てられなかったサッカーの選手名鑑(バッチョにボバン、インザーギにアルメイダ、フィオ時代のバティーにエルナン・クレスポさんが表紙の98ー99シーズンからだから10年分くらい)などの雑誌を裁断、半日ぐらい「くそ、ジャムッた、だからマテバにしておけば良かったのに・・・」などと、スカパーでやってた意外と面白かった「スカイ・クロラ」をみながら一日中スキャナと格闘してました。
結果は手元に10年分のサッカー年間が手に入るデジタル革命!
と言いたいのですが、スキャナの設定間違っちゃって、妙にコントラストがキツイ画像になってしまった(スキャンスナップの設定項目の「文字をクッキリ」設定をONにするとこうなる)・・・スキャナしなおす気力もなく、取りあえずこれで満足する事にしました。
まあサッカー選手は脳内補正でいくらでもキレイになるしね、気にしないよ!
他にも読む気力が沸かなかった小説や新版が出たので処分に困っていた旧版などをスキャンしてぶち込んでみました。
使用感は読みたい本を手元でいくらでも切り換えられるのは便利で、狭い部屋なんだから手を伸ばせば本は幾らでも取れるけど、手元一つで幾らでも切り換えられる感覚はやっぱり最初にiPod触ったときの「聴きたい曲を幾らでも聴きたいときに聴ける」あの便利になったというよりは聴くというスタイルが変わった感覚、新しいものも古いもの一緒くたにして好きなだけ自分の好きなものに触れられる怠惰な世界、それが書籍の世界にもいよいよ来た。
ここでジョン・レノンみたいに「想像してご覧」と無邪気に歌えたらいいのに、漫画・書籍・雑誌の全てが扱いやすい電子データーになった世界を考えると、今まで自分が読んできた本、貯めてきた本が手元一つに呼び出せて、何度でも感動や感傷が蘇る世界をって。
引っ越しするとき泣く泣く捨ててきた本達、五年貯めたアフタヌーンとサッカーダイジェスト、数十万突っ込んだツマラナイ書籍達、こち亀80巻分くらいとか・・・あれらが全部データーに取れていたら、捨てるとき断腸とは言わないまでも、後ろ髪引かれる嫌な気持ちにならなくて済んだのにって考えた。
でもたった数十冊スキャナーするだけで半日使ってるんだから、この本棚にたまった古い本を読み込んで電子データーにしてくのにどれ位の時間が掛かるのか予想すると、不貞寝したくなる。本棚どころかクローゼットにだって段ボール一杯の本が埋まってるのに・・・
昔から考えればスキャナーも安く性能が上がって、それどころか本は殆どDTPいや殆どデジタル上で書かれて、作られているんだからもう2010年にもなってるんだから扱いやすい自由な電子データーを売ってくれれたほうが便利で良いのは分かってるのに、なんでこんな自分でスキャナーをしてるのだろうか?
これからもこんな手間の掛かる事をし続けなければいけないのだろうか?
せめて新しい本はもう電子データーで欲しい、幾らでも何度でも手元に持てて、自由に自分の持つ複数のデバイス、iPhoneでもiPadでもパソコンでも自由に見たい。インターネットに繋げなきゃ見られないとか不便な事はしたくない。
でも、フリーな電子データーが一度悪意に触れてネットワークでタダで共有されてしまったら、作った作者に対価が支払われず、リスクを負って市場に供給している出版・流通の人が苦しんでしまう。
漫画一冊作る大変さは友人に漫画家がいてよく知っている。彼らの作品に対しする苦労なんて値段の付けられるものではない、さらには作品を良くしようとする沢山のスタッフ、全国に本を販売して手間の掛かる書籍を安い値段で供給してきた出版社の人達に対して対価も払わずネットを通じて入手できてしまったら、彼らに直接被害を与えるはずだ。
そういうものを欲しがる人は元からお金を払うつもりがないから、市場に影響を与えないっていうのは一部は正しいだろうけど全部じゃない。人間は甘い誘惑に弱い、そういうタダで楽なシステムに依存した人間はきっと二度と対価を払う世界に戻ってこない筈だ。
だから認証を掛けてパソコンと特定の携帯電話でしか見られない形でしか供給したくない気持ちも分かる。
けど、やっぱり買ったら自由に様々なデバイスで何時でも見られる様にして貰いたい。何も考えていないでただ怖い怖いと認証を掛けられてしまっては馬鹿正直に対価を払っている人間の体験価値を下げてるだけだ。
(会社側で配信システムが止まったら今まで買い続けてたデーターが見えなくなったりしたらどうするんだろう?)
この変の供給側と消費側の対立は永遠とコレからも続いていくんだろうなあ・・・・・・っと紙の詰まったスキャナーをメンテナンスしながら考えた。
けど人間一度便利な方に流れたらもう引き返せないのはiTunesが教えてくれた(またCD買って、ドライブに入れないと音楽が聴けませんって世界にみんな戻れる?)。
ここ最近なんか著作権とか原稿のメディア配信システムに対して色々と思うところは有るのだけど、自分の中でも結論が全く出ずにいる。
とりあえずまた見もしないのに、ワールドカップ全試合録画などにチャレンジしてみようと思います(コピーガードの無いSD画質でね)。
kuro 10:16 PM on 2010 年 4 月 30 日 パーマリンク
ここ最近このページ重いんですが・・・自分だけ?